モスクワ国際関係学院

モスクワ国立国際関係大学（ロシア語：Московский государственный институт международных отношений）は、1944年に創立された、ロシアにおける国際関係の専門家養成機関として非常に権威のある大学である。現代ロシアのエリートの息子たちは、この大学に通うことを誇りに思っている。外務省の大半を占めるロシア語の上級翻訳者の多くが、この学院を卒業または留学している。モスクワのヴォルナドスキー・プロスペクト76番地に位置するこの大学には、6学部、7学科、68の教育・研究部門があり、150人以上の教授・博士、400人の准教授、300人の上級講師、400人近くの優秀な教師が在籍している。そのうち20名以上がロシア科学アカデミーの正会員および準会員、ロシアおよび国際的な専門科学アカデミーの会員であり、そのうち17名がロシアの功労科学者の称号を授与されている。同大学はロシア連邦外務省の下部組織であり、現代ロシアのエリートの息子たちのほとんどが同大学で学ぶことを誇りに思っている。ロシア外務省の上級ロシア語通訳者の多くも、この大学を卒業したり、この大学で学んだりしている。